2016-05-06 過去の色 「景色がきれいな公園」 「降るような星空と流れ星」 「お土産のコーヒーとわらび餅」 「阿部真央と有川浩」 「助手席からみる横顔」 大好きな、大好きなものが 嫌いになってしまいそうで、 あなたのことを考えるのをやめた。 『過去は儚くて脆いものだ』なんていうけれど、 過去は壊れない。 ふとした瞬間に一滴の雫が触れて 想い出の色が変わる。 変わる度に滲みが広がって 黒に近づいていく。 だけど、やだな。 せめて過去はきれいなままで持っていたい。 あなたのいる世界を好きでいたい。 まだ、好きだから。