HALuのブログ

言葉はいつも、想いに足りない。

過去の色

「景色がきれいな公園」

「降るような星空と流れ星」

「お土産のコーヒーとわらび餅」

阿部真央有川浩

「助手席からみる横顔」

大好きな、大好きなものが

嫌いになってしまいそうで、

あなたのことを考えるのをやめた。

『過去は儚くて脆いものだ』なんていうけれど、

過去は壊れない。

ふとした瞬間に一滴の雫が触れて

想い出の色が変わる。

変わる度に滲みが広がって

黒に近づいていく。

だけど、やだな。

せめて過去はきれいなままで持っていたい。

あなたのいる世界を好きでいたい。

まだ、好きだから。

言葉はいつも


以前友だちと

「どんな人と付き合いたいか」について話したことがあった。




「道歩くとき、車道側歩いてくれる人」



「荷物の重さに関わらず、持とうか?って聞いてくれる人」



「階段降りるとき、手貸してくれる人」



「エスカレーターで下側にいてくれる人」



「レストランでイスをひいてくれる人」





彼は全部覚えていてくれて、

全部気を付けていてくれた。




でも、そんなことしなくても

私はちゃんと好きだったよ。




気を遣ってくれなくても

私はちゃんと楽しかったよ。





私はもっと、

一緒に笑っていたかったんだよ。


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先日彼氏と別れた彼女から

そんな話をきいた。




互いに想いあって

一緒に時を過ごしていても


言葉にしなければ

伝わらないこともあるだろう。





だけど、

想いすぎて



言葉はいつも、

想いに足りない。