HALuのブログ

言葉はいつも、想いに足りない。

過去の色

「景色がきれいな公園」

「降るような星空と流れ星」

「お土産のコーヒーとわらび餅」

阿部真央有川浩

「助手席からみる横顔」

大好きな、大好きなものが

嫌いになってしまいそうで、

あなたのことを考えるのをやめた。

『過去は儚くて脆いものだ』なんていうけれど、

過去は壊れない。

ふとした瞬間に一滴の雫が触れて

想い出の色が変わる。

変わる度に滲みが広がって

黒に近づいていく。

だけど、やだな。

せめて過去はきれいなままで持っていたい。

あなたのいる世界を好きでいたい。

まだ、好きだから。